都内2清掃工場の排ガスから新たにアスベストを検出。目黒清掃工場と渋谷清掃工場です。

9月26日付けの発表です。
検出時期が、宮城県女川町からのがれき受入時期と重なります。
二十三区清掃一部事務組合HPにて公表されました。今までは3週間ほどで結果がでていましたが今回は1ヶ月以上経っています。
アスベストは、長い間の大きな公害問題で今も多くの方が苦しんでいます。今回の広域がれきによる有毒物質拡散は、何としても中止しなければなりません。現地でその物質に適した安全な処置をすべきであり、被災地の方々の命に関わる大問題です。
広域がれきを受入してしまっている自治体は即時中止をすべきである事が明白です。
東京都や北九州市等も即時中止すべきです。

※不検出(<0.1)もゼロではありません。微量でも出ている可能性があります。
◆HPより

平成24年9月26日
東京二十三区清掃一部事務組合



排ガス中のアスベスト測定結果について

平成24年8月に実施した目黒清掃工場及び渋谷清掃工場の排ガス測定においてアスベストが検出されました。各清掃工場の測定結果は下記のとおりです。
清掃工場に対するアスベストの基準値はありませんが、アスベストを取り扱う施設の敷地境界における基準値は1リットルあたり10本であり、今回の測定結果はこれと比較して十分に小さい値です。さらに、清掃工場の排ガスは煙突から排出されたのち10万倍以上に拡散されることから、周辺環境への影響はありません。
また、同時に測定した排ガス中のばいじん及び放射能は不検出でした。

(単位:本/LN)
排ガス1リットル中のアスベスト本数

・目黒清掃工場 1号炉 8月7日
 測定結果   0・19  
          2号炉は不検出(0.1)
   
・渋谷清掃工場      8月10日
 測定結果   0.19


参考: 都内における最近の測定結果
中央区が公表している大気中のアスベスト測定結果(平成23年度)は、0.056本/Lです。
※ 測定方法等
   測定機関 株式会社 静環検査センター
   測定方法  「石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法」(平成元年環境庁告示第93号)
           「アスベストモニタリングマニュアル(第4版)」(平成22年6月環境省水・大気環境局大気環境課)
   使用測定器  日本電子株式会社製 走査電子顕微鏡 JSM-5410LV(4月まで)、JSM-6610LA(6月以降)
※ 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
※ 参考基準値  大気汚染防止法の特定粉じん発生施設に係る基準値、10本/L
  清掃工場にこの基準値は適用されません。なお、清掃工場の排ガスは少なくとも10万倍程度に拡散されますので、環境への影響はありません。
※1 単位「本/LN」は、標準状態(0℃、1気圧)における排ガス1リットル中のアスベスト本数を表しま
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/kumiai/oshirase/syoukyakusokutei/documents/240926-asbestos.pdf